自我の不足感、渇望感が自然放置で絶対に解消されない理由
私達の本質は宇宙全体、空ですから、壮大な大きさ、完璧、絶対幸福、愛そのものです。この世界には陰陽はありません。完全なる完璧です。ゆえにそこから分離した、独立したと勘違いする自我の欠乏感、不足感、飢餓感は壮大なものです。壮大過ぎてこれを補う、これを満たす外的要因、精神的要因などあるはずがないのです。つまり宇宙全体から分離したと錯覚した自我(思考)は自我が形成された時から苦労、孤独、不足感の海に漂流し始めるのです。この苦しみは自我が錯覚であること、思い込みであることを完全に思い出す瞬間まで続くのです。
自我を神我に切り替える
自我ベースで生き続けることは誰にとっても辛いことです。ましてや多くを所有する自我こそ幻想の上にたった自信を持ち自我を拡大していきますからこれは大変な不安感に襲われます。不安感、恐怖感、いつか幻想(嘘)であることがバレてしまうのではないかという恐怖に日々恐れ続けます。多くの場合、自我拡大の過程でその苦しみに耐え切れず、、真理の探求に導かれていきます。自我は拡大すればするほどワンネス、空との分離が激しくなりますから苦しいのです。自我から神我に切り替わるのは多くの場合、、、自我拡大の延長線上にあります。自我拡大の苦しさに耐え切れず自我を解放、自我が壊れる、自我に疑いをかけた時こそがこのチャンスです。
世の中の情報は自我ベースの情報ばかり、自我を満足させるための情報の渦
世の中の情報のほとんどが自我を肥大化させるような情報ばかりです。人間=自我でありこれをベースに全てのビジネス、環境は成立しています。自我を存続、拡大するための情報が溢れますからこの世はまさに地獄とも言えます。とはいえ空はこの自我ゲームを通じてあらゆる体験をすることに満足しています。いつの時代も自我を否定する情報が一部の人間にしか伝わらないのは当然と言えば当然なのかもしれません。