何かを達成することで<幸福>になろうとすることが<不幸>の始まり
思考はすぐに何かを達成すれば幸福になれると自分に言い聞かします。お金持ちになれば、結婚できれば、良い会社に就職できれば、ダイエットに成功できれば、、、、幸せになれると思考は自分に言い聞かしますが、、、そのことで人は不幸になります。条件付幸福論は、、、目的を達成するまでの期間も不幸ですが、目的を達成した後も不幸です。なぜならば目的を達成したにも関わらず幸福になれなかった時、思考は次の目標を設定し、、、これを叶えれば絶対に幸せになれるとまた自分を騙すからです。こうやって人は次から次へと幸福になるための<人参>を自分の前に設定し続け、そして一向に幸せになれないことでやがて人生を諦めます。
算命学は何かを達成するのではなくただ<ありのまま>に生きることを説く
何かを達成すれば幸せになれるという思考は、思考のトリックです。実際には人間は何かを達成しても幸せにはありません。何かを達成しても幸せになるのではなくただその瞬間に満たされ、次はその状況に飽き、また次の目標に思考は向かい続けます。この状態をお釈迦様は餓鬼状態と呼びました。算命学では何かを達成するから幸せになるのではなく真実を知り、宿命を知りあるがままの生き方をすることで、、、<今ここ>で幸せになることを勧めます。<今ここ>で幸せになれる生き方をお伝えします。
<今ここ>で幸せになっては困る人々がいる
例えばテレビCMを注意深く観てみてください。今の生活をもっと豊かにしたらもっと幸せになれるというメッセージをCMは印象つけます。新築のマンション、ニューモデルの車、安全安心の保険、よりファッショナブルな洋服、これらの企業商品が人々の生活を今よりも豊かにし結果今よりも幸せになるかのように放送します。これを観た多くの方々は「そうか、、これが手に入れば俺は、私は今よりも幸せになれる」と錯覚するわけです。そして思考はそれを純粋に信じてそこに向かって奔走します。そして不幸になります。つまり企業も広告代理店もが全員で、何かを手に入れれば幸せになれると国民に信じ込ませる戦略で生き残っているのです。今ここで幸せになってもらっては困るのです。