思考が行動に優劣をつけ制限しその方の天職を遠ざける
算命学では生まれてきた最初に出会う社会を親と考えます。そしてその親(価値観)との関係で欲が出現しその欲を満たそうとします。これはカルマの解消でもあります。その際に人間は様々な知識を手に入れることで行動に基準を設けます。これも当たり前のことです。これによって人間は物事を感覚で選ぶのではなく常識や考え方で縛り始めます。行動の基準を正しい正しくないの自身の中に芽生えた思考で制限し自身の感覚を後回しにするのです。本当は直感(生命エネルギー)に従ったほうが上手くいくのにその前に思考のシャッターでその感覚を押し殺し常識や親の価値観を最優先して行動を決めるようになります。これで本当にやりたいことから遠ざかります。
ある程度親の価値観や欲求を消化したら次は自身に目覚める
若年期に親の影響を受けることは当たり前ですしそれはカルマの解消でもあります。ですがカルマの解消だけで人生を終わらせてしまうのはツマラナイもの。自身の本質に目覚めていかなくてはなりません。算命学では親との関係で目覚める欲求や価値観を判定しそこを客観視することで次の欲求(自身)へのシフトを促します。親の価値観や関係で生み出される欲求が悪なのではなく早く消化し次へのステップを行います。
子供は来世の自分自身を投影したもの
子供に夢を託すのは当たり前のことです。子供の場所は人体図の南に位置する場所です。この場所は自身の精神の未来に属します。ですから子供は自分の夢であり来世の自分自身を投影したものなのです。この場所は未来の精神的欲求を満たす場所、子供を通じてこれからの自分の目標に目覚めます。
親や子供との関係で出現する欲求を消化しながら本当の自分に戻っていく
生まれて直ぐに天命に目覚め、天職を知り活躍することが不自然なのは算命学の人体図をみれば理解できます。両親(北と東)の欲求を消化し、未来に夢を持ち(南)行動し消化し、最後に自分自身の欲(日干と日支との関係)を消化してあの世に戻っていきます。