宿命を知ることで考え悩む思考回路を寸断する
人間が知恵を手に入れると人生が楽になるのは思考に人生を振り回されなくなるからです。実は私たちは脳の思考回路によって相当エネルギーを奪われています。考える、悩むのは思考によるものですが考えなくても良いことまで考え、解決できないことを思考で乗り越えようとすることで自滅しています。例えば微分積分など難しい数学の問題を解くのに参考書を一切読まずに自分で考えて解こうとすれば半世紀かかるでしょう。これと同じで人智を超えた部分を自分で考えて答えを見出そうとしれば自滅します。算命学で自身の宿命を知りますといかに自分が無駄なことで悩み苦しみ、考えてエネルギーを浪費していたかを知ります。
思考は身体を守る専門器官、人生を充実することは得意ではない
人類の歴史を考えれば簡単に理解できることですが脳は身体を守るために進化しました。脳は人生を豊かにするために発達したのではなく身体を守るために進化したのです。ですから人生を充実する、豊かにする、幸せにすることを思考に委ねるとどうなるか?オーバーワークします。ですから人は本を読み、他人の経験を知ることで考える手間を省くのです。算命学も同じ、天才がひらめいた人智を知ることで人生を充実させるために費やす思考の手間を省くのです。
いかに脳に考えさせないか、いかに思考をぐるぐるさせないか、宿命を知り行動するのみ
思考がどんなにあがいても宿命を作りだすことはできません。思考に24時間フル活動させても宿命は発見できません。にも関わらず現代人は考えて考えて人生を充実させようとします、悩みを解決しようとします。しかしこれは数学の公式を自分で発見しようとするようなもの、無駄な足掻きです。思考は生き抜くために大切ではありますが思考は万能ではありません。人は宿命を知り人生が充実したとき、上手くいったとき思考に全てを頼ることを辞めます。思考に振り回されなくなります。思考から<人生>を取り戻す、これが悟り、覚醒の一歩です。