宇多田ヒカルさんの全体運
魂(日干)の役割は丁。炎、ろうそくに例えられます。太陽ではなく小さな火です。消えたり点いたりを繰り返します。喜怒哀楽が激しい情熱家。芸術家の魂です。
現実(地支)の宿命は土性のみ(土性地支一気格)の四鎮貴格です。この格はスケールが大きく忍耐強く、ゆっくりと才能を発揮していきます(土の変化はゆっくりです)あまり早期に活躍することは合いません。宇多田さんは10代から活躍してますがこれは本来の形ではありません。10代から活躍することで波乱の多い人生となります。
日干支 | 月干支 | 年干支 |
壬 | 丁 | 壬 |
戌(土) | 未(土) | 辰(土) |
※宇多田ヒカルさんの陰占[生年月日を干支(10種類のエネルギー陰陽五行)で表現したもの]
※土性地支一気格(下段である地支が土性、土のエネルギーのみ)
お母さん(藤圭子さん)の死について
四鎮貴格を宿命に持つ方は忍耐強くスケールが大きくゆっくりと才能を発揮することが自然な流れです。なぜならば四鎮貴格は土性で形成されており、土は早い動きを本来は得意としないのです。ゆっくりと動くことが宿命にあいます。宿命に合わないことは淘汰に合うのが自然現象、あらゆる災難が起こります。また算命学では子供時代でのあまりに早い活躍を良しとはしません。多くの子供タレントの家族が破綻を迎えるように人生には花のように旬というものがあり親が活躍(旬)しなくてはならない時期に子供が活躍する(旬を迎える)ことは不自然なことであると捉えます。今回宇多田さんのお母さんである藤圭子さんが若くしてお亡くなりになりましたがこれは算命学では注意して捉えなくてはならない現象と考えます。
現実を表す地支の約束事が全て庫気刑となり 、一生を通じて目上との関係は難しいとでます。彼女は両親が離婚、再婚を繰り返し目上には相当鍛えられてきたはずですがそれは自然の流れです。ですので目上との関係で磨かれていく鍛えられていく方です。 また天剋地冲(日干支と月干支)というカリスマの命式ももっています。この宿命は我がままを押し通すことでカリスマ的な生き方になります。周りを犠牲にしてでも活躍します。逆に自分自身を抑える生き方をすると、自分自身が犠牲になります。周りに気を使って自分を抑えると自分が犠牲になるのです。そしてこの天剋地冲の所有者は人の運気を自分に取り入れることができます。よって運気が弱い人の近くにずっといると相手の運を全て吸い取ってしまいます。ですから天剋地冲の方はパートナーを選ばなくてはなりません。成功している人、運が大きい人の近くにいることが重要です。結婚された外国人の方が運気が小さな方だと先が難しくなるのです。ただし彼女は寅卯天中殺、寅卯天中殺の方は社会や友人の場所が欠けています。その結果寅卯天中殺の方は家庭にベクトルが行きます。家庭を重視します。家庭の場所が落ち着くことで仕事運(社会運)も好転するのです。結婚相手選びは重要になります。
宇多田ヒカルさんの結婚・恋愛運
宇多田さんは先ほどもお伝えした通り家庭の場所、配偶者の場所が安定することで運気が安定する方です。東方中殺、社会中殺の方は西方(家庭)を満たすことで人生が好転するのです。宇多田さんにとってパートナー選びは最重要事項です。1回目の結婚では紀里谷和明さんとパートナーになりました。彼女は年上との関係は厳しい関係になるのですが好きになるのは年上や憧れの男性なのです。なぜならば彼女の干合干であるに壬水は彼女の世界(陰占)において年干にあるからです。ここは日干(自身)にとって目上であり憧れであり、父親の場所です。彼女は父親のように年が離れた人、もしくは憧れの存在を好きになるのです。ところが彼女は目上との関係に宿命上問題を抱えています。(庫気刑)これは矛盾です。干合支刑格といって好きになる、結びつきやすいにも関わらず壊れやすいのです。
そして彼女は結婚生活においてもワガママでなくてはなりません。(天剋地冲を所有)ですので自我の強い方とは上手くいかないのです。彼女のワガママを可愛いと父親のように包んでくれる存在が彼女には必要になります。それが今のパートナーであれば長続きします。紀里谷和明が彼女のワガママを受け入れられなかった場合関係は壊れやすくなりますし、彼女がワガママを抑えた場合彼女自身が自滅して関係が壊れます。
寅卯 | 牽牛星 | 天印星 |
鳳閣星(火星+) | 鳳閣星 | 調舒星(火星-) |
天南星 | 車騎星 | 天庫星 |
※宇多田ヒカルさんの人体図(西・左は結婚相手のタイプ、右・東は友人のタイプを表す)
また彼女は陽占(人体図)では両手に花の宿命(彼女の場合は陰陽)。これは友人と、配偶者の星が同じ方(陰陽)。友人と配偶者が交換可能な配置になっています。このような方は離婚は多く、また算命学上一度の離婚は宿命の消化と考えます。
紀里谷和明さんはアーティストタイプ(調舒星タイプ)であり、それは彼女にとって友人としては相性抜群なのですが、彼女が結婚相手に求めるタイプは同じ火星の星でも鳳閣星。この星は同じ伝達者でものんびりで自然体のタイプ、このようなタイプを彼女は結婚相手に求めています。
子丑天中殺 | 龍高星 | 天禄星 |
貫索星 | 龍高星 | 貫索星 |
天禄星 | 車騎星 | 天印星 |
紀里谷和明さんは日干支が庚申の方、この日干支に生まれてきた方は戦う神として生まれてきています。庚は庚金であり申も金性の地支、金性の日干と金性の地支の組み合わせです。従星も天禄星が二つで最身強の馬力、龍高星が二つですから若い時期から海外に移住するのは納得できます。カメラマンとして活躍しその後は映画監督に。龍高星は体験学習の星ですからなんでも体当たりで体験していきます。紀里谷そのままの宿命です。子丑天中殺は上に頼らず何でも自分でやる分若い時期は苦労も多いですがその経験を年々下に対して生かすことができます。星は貫索星と天禄星の組み合わせに流れていきます、この星はプロフェッショナル、職人の星です。ただし中心星は何でも体験したい龍高星ですから突き詰めたいことは色々これからも変わっていくかもしれません。
性格の相性 | 本命度 | 身体の相性 |
△ | △ | 〇 |
宇多田さん 中心星 鳳閣星 西の星 鳳閣星 子丑天中殺
紀里谷さん 中心星 龍高星 西の星 貫索星 子丑天中殺
※宇多田さんの性格(鳳閣星)と紀里谷さんの性格(龍高星)は水(龍高星)剋火(鳳閣星)で相剋の関係。宇多田さんにとって紀里谷さんは刺激的でもありまた厳しい相手でもあります。
※宇多田さんとタイプは鳳閣星タイプ、紀里谷さんはこの星を所有していません。紀里谷さんの理想のタイプ(性格)は貫索星タイプ、この星を宇多田さんは所有していません。お互いにとってお互いの性格は理想のタイプではありません。
※天中殺の相性 二人ともに子丑天中殺の初代運同士、お互いが王様タイプですから張り合う部分はありますがジェットコースターを二人で乗ってるような楽しいパートナーでもあります。
※行動領域の相性 行動領域は一領域のみ重なります。価値観、行動をほどよく共有できますが常に一緒にいれるような関係ではありません。行動領域の重なりは体の相性でもあります。
※陰占の相性 支合、半会はなし、害もなし、刑もない、破(丑ー辰)が一つ、合法、散法ともにほぼありません。
また彼女の干合干である壬水は彼女にとって忌神(魂を不安定にする)でもあります。純粋に好きになってしまう相手は彼女にとって波乱が付きまといます。
今回の旦那さんは電撃再婚のような報道のされ方をしましたが彼女の場合その方が上手くいきます。東方欠落の彼女にとってボーイフレンドの状態は安定しません。社会の場所、友人の場所が欠落しているのです。配偶者の場所に相手の方が落ち着くことで初めて安定します。長い期間ボーイフレンドのような状態ですと寅卯天中殺(東方欠落)の方は逆に結婚に至らなくなってしまうのです。
結婚相手(壬水)は現れやすいですが愛人(癸水)も現れやす宿命、結婚星の横に愛人星も存在しています。出来ごころには注意です。
日干支 | 月干支 | 年干支 |
丁(本人) | 癸(愛人) | 壬(結婚相手) |
己 | 己 | 戊 |
未 | 丑 | 戌 |
丁(ライバル) | 癸(愛人) | 辛 |
乙 | 辛 | 丁(ライバル) |
己 | 己 | 戊 |
※宇多田さんの陰占(生年月日をエネルギーに変換したもの)
宇多田ヒカルさんの結婚相手は、8歳年下のフランチェスコ・カリアーノさんです。べネチアで、一番古いと言われる教会の中の1つ「サンタ・マリア・アッスンタ教会」で結婚式と披露宴を行いました。
※宇多田さんが結婚について語っています↑
宇多田ヒカルさんの仕事運
年運天中殺でのデビューです。天中殺でのデビューは枠が全く無い状態です。大きく自分の枠を飛び越えて活躍し過ぎてしまう可能性はあります。次の天中殺で休養してます。12年間のスパンで一度活動をストップする(天中殺の影響を終える)ことは自然な流れです。
そして先ず第一に彼女(丁火)にとって仕事とは壬水を使うことになるのですがこの壬水は忌神でもあります。彼女は仕事をすることで成長する、鍛えられる方です。またあまりに仕事にのめり込みますとエネルギーを使い果たしてしまいます。バランスが大切です。
陽占(人体図)をみますと横一列(現実)が伝達の星が並びます。自己表現の人です。特に社会の場所に芸術的な自己表現の星(調舒星)が輝きます。 そして縦(精神)のラインはプライド(金星)の星です。金星と火星(伝達の星)のみ。この2種類は激しく葛藤を生みます。プライドと表現が激しくぶつかりあいます。葛藤の強い性格となります。 宇多田さんは、魂(丁)も表現者、本能、欲求も表現者(鳳閣星と調舒星)。歌を歌うために生まれてきたような命式です。
数理法では261点(平均が200~220)ですから気エネルギーが多い方です。従星(エンジンの大きさ)も晩年に天南星を持つため大きくなります。大きな仕事をするのは良い宿命です。
甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 辛 | 壬 | 癸 | 総合 |
木 | 木 | 火 | 火 | 土 | 土 | 金 | 水 | 水 | |
0 | 19 | 0 | 63 | 19 | 42 | 48 | 24 | 46 | 261 |
※宇多田さんの数理法
大運(10年スパンの運気の流れ)をみますと彼女は25歳から第二守護神である庚(金性)が巡っていました。そして15歳から第二守護神に準ずる辛(金性)が巡っていました。つまり15歳から追い風が吹いていたのです。土性地支一気格を所有する彼女にとって10代の追い風は矛盾を伴いますが彼女はこの追い風を使って活躍したと考えます。ですがこの追い風は来年の35歳から止まります。彼女の本当の実力が試される時でもあります。