天中殺中の結婚・転職・出産は駄目ではない
算命学や四柱推命、六星占術などで盛んに言われています、天中殺・空亡・大殺界中の結婚・転職・出産は本当に駄目なのでしょうか。答えは駄目ではありません。天中殺や空亡の本当の意味を理解すれば大したことではありません。このブログでも何度も説明していますがこの世は時間が12進法に対し空間は10進法で表されます。時計は12が単位でメートル、長さは10が基準です。この違いは何なのか?なぜ基準の数字が違うのか?これがこの世の中のルールです。時間というルール、空間というルールこのルールの違いズレが天中殺、空亡という時期(時間)を生み出します。この時期がなぜ起きるか、どのように生み出されるかを理解出来れば天中殺中の結婚、転職、出産は怖いものではありません。
時間だけが存在し空間がない状態をいかに利用するか
時間と空間の基準が異なることから時間に対し空間が欠落した時間が誕生します。空間を伴わない時間が存在してしまうわけです。この時期は枠がない状態、バリアがない状態、宇宙と一体になる状態、本当の自分と一体になる状態ともいえます。そのため時期はその他の時期に比べ別人になった状態とも言えますが本当は天中殺中の時期こそが本来の状態とも言えるのです。そのためこの本来の状態の時に決断したことは天中殺、空亡が抜けた時期に戻ったときに噛み合わなくなるケースが多々出るわけです。天中殺が抜けた時に決断をし直す可能性がでてくるのです。結果天中殺中に決めたことは続かないから大きな決断は辞めなさいという安易な結論に繋がります。逆に言えば天中殺中に決めたことは抜けた時にリセット、再度決断し直すことを覚悟していれば何の問題もないことになります。
結婚や就職に流動性がない時期はこの時期の決断は恐れられた
結婚や就職などに流動性がない時期、時代はこのような理由から天中殺中の大きな決断は恐れられました。一度の決断が取り返しにならない事柄においては先ずは決断を避けることが優先されたのです。ですが時代は変わっていきます。決断のリスクが少ない分野においては勿論決断を恐れる必要はありませんし、決断し直す可能性を覚悟していれば全く問題はないわけです。天中殺中は何もしないでただ部屋に閉じこもるだけでは解決しない問題も山ほどあり今の時代には現実的はありません。
まとめ
算命学を深く学んでいきますと、算命学は陰陽五行というエネルギー学であることが分かってきます。エネルギーの陰陽と五行の移り変わりを時代に照らし合わせて読み解いていくわけです。ですから戦国時代の結婚と今の時代の結婚は全く意味が異なるように結婚の一つをとっても時代時代で判断を変えなくてはならないのです。ところが多くの鑑定士は丸暗記したように天中殺はこれは駄目、あれも駄目と連呼します。そしてその原因を聞くとただ天中殺だから、、、の一点張りです。何百年前の判断と今の判断が同じであるわけがないのです。これでは算命学はただの縛りになってしまい全然応用が利かない学問ということになります。時代遅れになっていつか淘汰されるでしょう。そうではなく算命学はエネルギー学ですから本質を見極めフルに今の時代に応用していかなくてはならないと考えます。