子供のために、老後のために、今(本質)を犠牲にすると
現代人の特徴は子供のために、老後のために今を犠牲にします。今を将来のための犠牲にして生きています。これだけ今頑張ったんだから将来は大丈夫だろう。今これだけ自分を犠牲にしているのだから将来は安心だ。これは全て今よりも未来を優先した考え方です。思考が考え出した身体防御プログラムです。ところがその来るべき未来は誰が作っているかといえばそれは自分の本質であるワンネス、空です。この本質が今ですから、本質を犠牲にして来るであろう未来現実(本質)を良くしようというのは間違った考え方なのです。
過去 | 現在 | 未来 | |
体験において | 存在しない | 存在する | 存在しない |
思考において | 存在する | 今を思考できない | 存在する |
未来来る現実は本質(空)
結局のところ将来とは思考が考え出した想像でありその想像は現実(今ここ)、本質とは一切関係ありません。自分で考え出した未来(想像)と今(本質、動く空)とは全く次元が異なるのです。ですから未来(想像)はいつまでたっても未来(想像)であり、今(本質、動く空)はいつも今(本質、動く空)です。未来と今はいつまで経っても繋がらないのです。
過去 | 現在 | 未来 | |
空 | (動く空)を今思い出したもの | 動く空 | 動く空を今想像したもの |
次元 | 思考の中の創造物 | 思考ではなく感じる実態 | 思考の中の創造物 |
過去はいつも想像(思考)記憶の中にしか存在しない
過去も実は想像の世界です。過去がなぜ想像の世界かと言えば過去を語るとき人は記憶を辿ります。記憶の中にしか過去はありません。過去を現物として見せることはできません。つまり過去とは今を繋ぎあわした想像のストーリーなのです。今を無理くり繋ぎあわした映画です。ですから過去とは幻想、記憶の中でいくらでも書きかえれる幻想なのです。
本質を理解しながら今を生きることで本質が現れ今のクオリティーが上がる
本質を理解しながら生きることで今(本質)のクオリティーが上がっていきます。本質が今ですから本質を理解すれば今は変わります。自我、思考で今を考えてはいけません。思考のないところに今(本質)があります。思考をフル回転すれば思考と同一化、没頭してしまい本質から離れます。考えるのではなく本質は感じるものです。本質のシャワーを浴びて本質に気付き豊かになっていきます。