鑑定例181 I様 男性
Iさんは都内で公務員をする方、今年上司との関係が悪く来年を占ってほしいとのご相談でした。先ずIさん宿命支合に東の星が牽牛星になりますから基本公務員的な働き方は向きます。宿命支合は人生を堅実に歩む生き方が向き、さらに東の牽牛星はプライドを満たす職場がお金に変わることを意味しています。中心の星貫索星は10大主星の中でもっとも繊細な星、この星は日干と同じ星を陰占に持つために自我を強く意識する星です。この星を中心に持つ方は精神的な病に注意しなくてはなりません。Iさん中心星の上の星が牽牛星になりますから基本上司は自身にとって剋す存在になります、優しい上司に恵まれることは生涯を通じて少なくなりますから期待はしない方がいいのです。とはいえ今年は忌神が年運でも大運でも巡っていますから向かい風は強くなります、来年は向かい風は一つですから状況が楽になる可能性はあります。中心星が貫索星、さらに宿命に害も持ちますから精神状態がおかしいと判断したら精神科にも一応行くことをお勧めしました、Iさん公務員的な働き方は合いますから休職や部署移動など柔軟に対応することをお話しました。
鑑定例182 H様 女性
Hさんは結婚されていて旦那さんとの関係、今後の仕事についてのご相談でした。Hさん先ず子丑天中殺で天将星、天堂星、天南星の最身強の方、36点中31点の馬力を持ちます、馬力が大きい初代運になります。そこへきて生年中殺、生日中殺の互換中殺になりますから自分だけを信じて生きていくことが開運行動になります。ところがHさん御両親が過保護で甘やかされて育ってしまったとのこと、これは宿命が陰転してしまいます。病気になったり人生が歪んでしまうのです、先ずはここをしっかりと理解して生きていかない旦那様との関係も崩れてきます。夫婦揃って同じ会社で勤めているとのことですが会社に依存するのも駄目ですし、旦那様に依存するのも全て駄目、全責任を自分が取るぐらいの覚悟が必要になります。お父様が創業した会社にお勤めしているとのことですがこの時点で子丑天中殺の流れからは実は外れています、社長の娘というポジションでは宿命を完全燃焼しにくのです、勿論この不況下で抜本的な改革を会社にもたらし全責任を自分で取っていくぐらいの生き方であれば陽転できます。どちらにしても会社、旦那さんとの関係を修復するには先ずは自分自身が宿命から外れた考え方をしない、そう決めていかなければなりません。位相法で 庫気刑 を所有しますがこれは目上とのトラブルを暗示しますが、子丑天中殺はそもそも目上の場所が欠落していますから矛盾がありません。旦那さんは数理法こそ高い数値を持ちますが従星、馬力はそれほど大きくありませんからやはりHさんがしっかりと人生と向き合って自立して生きていかなくてはなりません。
鑑定例183 N様 男性
Nさんは無職の男性、大学を中退してから職には就かず今後どのようにしていったらいいかのご相談でした。先ずNさん極端に数理法が少ない方、この場合週五日働くことに関して抵抗が出るのは理解できます、毎日普通に働きたいという気力が湧いてこない部分はあります。数理法とはその方の気の量を計るものでありその数値が圧倒的に低いのです、大学生活を含め学生生活全般において通学で非常に疲れてしまったのでしょう。また天中殺は寅卯天中殺になります、この天中殺は社会の場所が欠落した天中殺ですから社会、学校に対し常に違和感を感じます、家での居心地の良さと比べ社会は居心地が悪いのがこの寅卯天中殺の特徴なのです。とはいえこのまま働かないでいくわけにはいきませんから先ずは自身の宿命がそのようになっていることを深く理解して進んでいかないといけません。数理法の気エネルギーからすると残業が多い職場は最初から切り捨て、バイトや派遣勤務のように労働時間が決められた仕事から先ずはスタートし得意な仕事、気に入った仕事が見つかり次第徐々に正社員もしくはフリーランスで働く、もしくは最初からクラウドワークスのようにフリーランスとして在宅で働くことをお勧めしました。気エネルギーが極端に少ない方に関しては先ずは無理をしないこと、そして無理なく継続できる仕事から徐々にスタートすることをお勧めします。
鑑定例184 H様 男性
Hさんは芸能関係のお仕事をされる方、今後の総合運についてのご相談でした。先ずHさん丙火の午(かのえうま)の日に生まれてきた方ですから必然的に晩年は石門星、天将星の組み合わせになます、頭領運になります。年々運勢に勢いがついていきますから最終的には事務所で舵を切るような方向になるか、もしくは引退することなく死ぬまでキャリアを生かしていける宿命は持っています。中心が鳳閣星、東の星(社会)が調舒星になりますから表現する世界は向きます、若年期に天印星を持ちますから可愛がられながらこの世界で生きてきたのだと思いますしご本人もそれを自覚されています。鳳閣星という星は太陽を意味しこの星は人との競争や争いを好みません、ですから芸能の世界でサバイブするには少し優し過ぎる面があります、ようはガツガツと仕事を取るような星ではないのです。ただし今後、年を重ねるに従い晩年のひのえうまの影響が益々強くなっていきますからこれまで 出来なかったようなポジション、座長や事務所の経営にも携われるようになっていきますし意欲は増していくはずです。それでは無理してガツガツする生き方は中心星から外れますからそこは自覚すべきです。今現在のマイペースな仕事の仕方が合っています。寅卯天中殺になりますから本来は家を充実させる、良いパートナーがいれば結婚するのもベターですがその場所はひのえうまが座る場所になりますから激しい人を本能的に求めています。ここは非常にハードルが上がってしまう点です。好きな人、本能的に求める人と一緒に暮らすということがハードプレイになるということです。
鑑定例185 K様 男性
Kさんはフリーでマスコミ関係のお仕事をされる方、今後の仕事運についてのご相談でした。先ずKさん会社を立ち上げたいということですが午未天中殺ですからそこは注意が必要です、午未天中殺は部下運、後輩運が6天中殺の中で最もない天中殺になります。それは午未天中殺が南方中殺、自身よりも目下の部分が欠落した天中殺になるからです。これまでのフリーでのお仕事は自身が仕事をもらう側ですから目上との仕事になりここは午未天中殺にとってもっとも運がある場所です。仕事をたくさん取れてきたからといって部下を雇えばその部下との関係において苦労が絶えなくなる可能性があります。その点は重々理解してから会社化することをお勧めします。また従星は天禄星が二つと大変大きいにも関わらず数理法は極端に少ないのでエンジンは大きいがガソリンが少ない車のようになっています。絶えず人間関係でストレスを受ければすぐに疲弊してしまいます。天剋地冲を所有しますからワガママに仕事できればカリスマ的存在に、ワガママを受け入れてくれない環境で働けばただトラブルが増えるだけで運気は下がります。Kさんは働き方が宿命に合えば徹底的に活躍でき、間違えると一気に運気が下がる宿命をしています。自身を深く理解することが重要になります。
鑑定例186 R様 女性
Rさんはフリーでスタイリストをされる方、今後の総合運についてのご相談でした。先ずRさん天剋地冲を宿命に持つ方、この天剋地冲はワガママに生きることで宿命が開花します、フリーで働くのは基本的には向きます。さらに天剋地冲の方は人の気を吸収することができるといわれておりそのため成功者の近くに行くとその運気を吸収できます、一方あまりパワーがない方の近くにいるとその人の運気を吸いきってしまい相手が衰えてきますからパートナー選びは重要になります。日干支は丁卯、中心星と、南の星が禄存星ですから人を引き付けるようなお仕事は向きます、自身がダンサーを目指していたことも今は人を輝かせるためにスタイリストのお仕事をすることも矛盾はありません。ただし数理法はかなり低いので今のようなハードワークは長期間続かないでしょう、働かい方は変えていかなくてはなりません。Rさん大運が一歳運で今年はその年になります、今年から天将星が10年間巡りますから宿命を大きく稼働したくなります。戌亥天中殺は来年から抜けますからそこから今までのキャリアで築いたものを発揮できる可能性があります。ただし今年からの大運は忌神による大運なので逆風であることも自覚しなくてはなりません。現在のパートナーの方とは行動領域に重なりがなく中心性も相剋に、また相手の数理法も少ないことから結婚は慎重にすべきだと判断しました。
鑑定例187 H様 男性
Hさんは都内で広告関係のお仕事で起業された方、今後の仕事運についてのご相談でした。先ずHさん金性の三合会局を所有する方、さらに大半会にもなります。この二つを所有する方は異次元融合と呼ばれ異なるエネルギーを宿命に持つがその組み合わせによって新しいエネルギーを生み出します。宿命内にピラミッドのような黄金律の三角形を持っている状態です、この世の常識ではなく宇宙の常識で動けるので異次元融合と呼ばれています。Hさんは金性の三合会局を持つ方ですから人生の前半は意識は現実、横軸、つまりお金等に向かい、人生の後半は縦軸である精神的満足に向かうと言われています。Hさん若くして起業されるのは宿命通りです、中心も鳳閣星と広告関係に最も向く星を所有しています。若いうちは徹底的に売り上げや地位や名誉に向かって進み、後半は面白い仕事など自己実現に向かうと宿命を生かしやすくなります。今現在は天中殺中ということで迷いは多いかもしれませんがあと一月でこれも終わりますからそこからは迷いなく前進できるはずです。晩年は玉堂星に天将星と大きな従星が位置していますから生涯働いていくつもりで生きるのが開運に繋がります、若いうちに稼いで早くにセミリタイアなどを考えれば宿命が不完全燃焼を起こし病気になりやすくなるので注意が必要です。才能剋線も鳳閣星に集まりこれも広告分野には向きます、行動領域三角形は右半面に集まるので自身が表に立つスタイルが合うでしょう。肺と大腸が乱れやすくなるのでそこは注意が必要です。
鑑定例188 S様 女性
Sさんは大手出版社に勤めていた方、9月いっぱいで退職され次の方向性についてのご相談でした。Sさん中心の星が牽牛星になりますから大きな会社、ネームバリューがある会社、自慢したくなる会社は向きます、牽牛星とはプライドを満たしたい星ですからそれをお仕事で満たすのも自然な流れです。ただしネームバリューのある会社で働くことはプライドを満たしてくれる半面違ったストレスも相当なものです。一流企業と呼ばれる組織は誰が辞めても次から次へと新入社員を補充できますから会社が従業員のマウントを取っている状態なのです。牽牛星のプライドを満たした欲求が陰転すると安易な選択になっていきます、Sさん一つ目の会社ではストレスを多く溜めてしまい退職を選択、次は自身のプライドを満たしつつも分かる人は分かるといったように深く考察してプライドを満たしていかなくてはなりません。牽牛星の方は自分なりのプライドの満たし方を覚えると自尊心高く生きていくことができます。戌亥天中殺になりますから現実中殺、中央中殺になります、現実臭い仕事、泥臭い仕事には興味が行き難く実業よりも虚業に興味が行きますしそこはSさんの運を作る仕事になります。行動領域は4領域、全領域を占めていますから牽牛星が陰転しない選択をできればSさんはそれほど仕事を選ぶ必要はありません。宿命に害を持ちこれはストレスを感じやすいことを意味します、そしてそのストレスは身体にいったんでると治りにくいとされています。ストレスが身体にでるようになったら慎重に行動を移さなくてはなりません。
鑑定例189 J様 男性
Jさんはスポーツチームの監督をされる方、今後の仕事運を見てほしいということで海外からのご相談でした。先ずJさんここ3年間近く結果が良くないとのことですが問題ありません、それはJさんが戌亥天中殺だからです、今年の2月の節分で子丑に変わりますが旧暦では今はまだ戌年になりますからもう少しの辛抱です。Jさん去年の末から所属チームが変わり結果は少しずつ良くなっているとのこと、二月を機に徐々に運気はさらに良くなっていきます。今年の二月ぐらいから本来の実力を発揮できるようになりますから問題はありません、ここ最近の3年間に関しては自身の考え方を見つめ直す時、ここでしっかりと自分を見つめ直すことができますと天中殺が抜けることでよりスケールアップできるのです。Jさんは晩年が玉堂星に天将星の組み合わせになりますから今後益々パワフルに活躍しやすくなります。引退を考える必要がない宿命です、ちょうど3年前から大運(10年スパンの運気)が変わり追い風(守護神)が完全になくなっていました、3年前から闘い方を変えなくてはならない時期だったのです、そこに天中殺が加わっていましたから辛い3年間だったと言えます。ここからは過去のやり方に囚われることなくリセットして戦っていく必要があります。30年間の追い風が終わっていますから過去の30年間のやり方に執着すれば恐らく今後苦労するでしょう、追い風が吹いている時期の戦い方と無い時期の戦い方は区別する必要があり今後は追い風が吹かない中での戦いにシフトしていかなくてはなりません。今までが運が良すぎただけであってこれからが苦しいわけではありませんので本当の実力が試されると覚悟することで生涯現役を達成できる宿命はされています。中心星は頑固な星でありこの星が頑固な理由は繊細さを守るためでもあります、ですから自分自身を強い人間であると勘違いすれば周囲との軋轢は大きくなっていきます、先ずは自身が実は大変繊細であることを自覚すること、それを守るために頑固にスタイルを築いていけることを認識すべきです、これが貫索星を陽転する方法です。
鑑定例190 S様 男性
Sさんは和服屋さんを経営する方、今後の仕事運を中心に鑑定しました。先ずSさんの特徴は陽占の3つが土星になります、さらに日干が丁火、中心性も調舒星と陰性の火性が占めます。この場合自己表現が魂レベルでも欲求レベルでも大きくなりますから自身のお店を持つことに矛盾はありません、宿命を発揮しやすい形になります。お店のスタイルは売れるものを売るではなく自身の思いや感性を徹底的に取り入れたスタイルが向きます、Sさん何十年もお店を経営されていますし独自のスタイルを築かれています。 そして才能剋線は玉堂星に集まりますから伝統的な分野を学ぶことがお金に活躍しやすくなる形です、ここも矛盾がありません。ただしこの玉堂星は平安な時代にこそ才能を発揮しやすく乱世では活躍しにくいのも事実です。独立された時は大運で守護神が巡ってきておりそこから20年間は追い風が吹いていました、ですがここから二十年間は忌神、向かい風が吹く期間になります、これからこの向かい風をいかに乗り越えていくかが重要になります。現在息子さんと一緒に経営されていますから徐々に息子さんに経営をシフトするのも一つです、ですがSさんは行動領域が下半球のみに集まっていますから自身が動く、つまり接客から離れることはお勧めしません。経営は息子さんに譲りつつもSさん自身も表に立って商いをすることをお勧めします。生涯現役といえるほど馬力も数理法(気エネルギー)もあるわけではありませんが晩年期に禄存星が輝きますから商売に携わり続けるのは自然な流れです。