算命学をスピリチュアル理論で説明
算命学をスピリチュアル理論で説明します。算命学では魂、ソウル、霊魂を日干(60種類ある生まれた日のエネルギーの一部)という言葉で説明します。宇宙の全体のことをワンネス、サムシンググレートなど様々な表現で表しますが算命学では生まれてきたその人の小宇宙を陰占・命式(生年月日をエネルギーで表現したもの)と表現し、その陰占から生み出される性格、欲求を陽占(十大主星と従星)で表しました。
お釈迦様は人間がもつこの欲(陽占)を深く理解していたので、人間の苦しみの本質はこの欲(陽占)であると捉えました。
陰占(その人の宇宙、小宇宙)は無意識の世界でありそこには自覚はありません。ただエネルギーが動くのみです。
陰占(その方の生まれた生年月日をエネルギーに変換したもの)
生まれた日のエネルギー | 生まれた月のエネルギー | 生まれた年のエネルギー |
干(空間) | 干(空間) | 干(空間) |
支(時間・現実) | 支(時間・現実) | 支(時間・現実) |
魂(日干)はこの地球に降り立ち環境と接触、触発されることで(日干と年干)(日干と年支)(日干と月干)(日干と月支)(日干と日支)欲が生まれます。(5大十星)と(従星)です。
その方の魂(日干)が先ず最初に接触する、出会うエネルギーは年干支(生まれた年のエネルギー)であると考えます。年干支との間で生まれる星、欲求が北方星(親を表す)と東方星(母親、社会を表す)さらに若年期の従星です。
そして魂(日干)と次に接触するエネルギーが月干支(生まれた月のエネルギー)です。月干支との接触で現れる欲が中心星(最も影響を受ける星、自我が芽生えた状態)南方星(未来、子供)、そして中年期の従星です。
最終的に魂(日干)が最後に接触する、出会うエネルギーが日支(生まれた日のエネルギー)です。日支との接触で現れる星、欲求が西方星(配偶者)と晩年期を表す従星です。
陽占(その方の欲求・性格を表す)
北方星(若年期に強くもつ欲求) | 従星(若年期の欲求を支える星) | |
西方星(晩年期に強く持つ欲求) | 中心星(中年期に強く持つ欲求) | 東方星(若年期に強くもつ欲求) |
従星(晩年期の欲求を支える星) | 南方星(中年期に強く持つ欲求) | 従星(中年期の欲求を支える星) |
人間がこの欲に振り回されている姿をお釈迦様、ブッタは苦と捉えました。
ですが算命学ではこの欲を<この世に生まれた役割>と解釈します。例えば陽占で伝達欲求が強い人は世の中に有益な情報を伝える役割があり、習得欲求が強い方は学者や研究者など高いレベルで学習することで世の中に貢献できます。引力本能が強い方は商売や芸能ごとなど人の興味を惹きつけることで世の中にサービスの提供を行います。守備本能が強い方は自分の世界を高い技術で守る職人の世界で華を咲かせることができます。攻撃本能が強い方はベンチャー企業や新興分野などフロンティア精神が必要な分野で活躍することができます。
欲を苦とは捉えず昇華することで世の中の役割に繋げるのが算命学の考え方です。
お釈迦様は人間がこの欲を昇華できるわけがないと判断し、欲を捨てろと説明しましたが、算命学は人間は欲をコントロールし欲を昇華し、欲を世のために利用出来ると考えます。欲に対するアプローチが違います。(仏教では日蓮など大乗仏教がこの考え)
日干 | 陰占 | 陽占 |
魂 | 宿命 | 欲求 |
⇓ お釈迦様(ブッタ)の解釈 ⇓
魂(分離の状態)
が全体に戻る |
宿命に気付く | 欲求を抑える |
欲求を抑えることで欲求に振り回されることがなくなり宿命(陰占)に気付きやすくなる(悟る)と考える。欲求を完全否定するわけではないが一歩引いて眺めることで楽に生きることを釈迦は勧める。
魂をドライバーに捉え、宿命を車に捉えてみると役割が分かる
私は鑑定の時頻繁にこのような表現を使います。魂はドライバー、そして宿命(持ってうまれた世界)は車種であると。世の中には様々な車が存在します。大きな車種でいえばトラクターやダンプカーが存在し、小型車があり、普通自動車があります。これら多様な車種は人間の宿命と同じであると。
ダイナミックな人生、世の中に多大な影響を与えたいと考える魂は大きな車を選ぶはずです(身強)、世の中の常識をわきまえ一般的な人生を歩もうと考える魂は普通車(身中)を選ぶでしょうし、ひっそりと自分の世界を生きようと考えれば小型車を選ぶこともあるでしょう。実際にはそう単純ではありませんが魂は生まれた日にち(生年月日)を選ぶことで人生を歩む車(宿命)を選んでいるのです。
日干 | 陰占 | 陽占 |
魂 | 宿命 | 欲求 |
⇓ 算命学的解釈 ⇓
ドライバー | 車種 | 役割(用途) |
※ドライバー(魂)が車種(宿命)を選び役割(陽占)を全うする(完全燃焼する)ことで充実した人生を生きるというのが算命学的考え。役割を全うする過程で様々な気付き(悟り)を得ることが最も自然な人間の成長の姿と捉える。自身の欲求を客観的に眺めることで欲に振り回されなくなる点はお釈迦様の考えと同じ。むしろ客観的に眺め欲を肯定し、欲を利用して世の中に貢献するという考え。
なぜ魂はわざわざこの地球に生まれてくるのか
なぜ魂はこの地球にわざわざ生まれてくるのでしょうか?魂はもともワンネス一つの集合体でした。ですがこの集合体の世界は想年の世界ゆえに肉体を持っていません。考えたことと結果が同じ世界です。分離が一切ないのでスタート(年支)したことがそのまま結果(日支)になってしまいます。時間(十二支)もありませんので瞬間的に手に入ってしまうのです。この想年の世界では時間をかけて達成する(プロセスは月支)という感動がないのです。結果(日支)がでないことへの落ち込みもなければ達成感もないのです。そこでワンネス(集合体)は分離体(魂)となってこの陰陽分離の世界(地球)に降り立ったのです。この地球に空間(十干)があり時間(十二支)があり、始まり(年支)がありプロセス(月支)があり結果(日支)があります。全て陰陽+と-、動と静、上と下、温と冷、全ての現象が陰陽で一対です。
一つのもの(ワンネス)を分離しその世界に分離したワンネス(魂)が降り立つことであらゆる体験を積み感動を味わえる世界なのです。
算命学鑑定ではこの分離の世界に降りたった魂(あなた)が一体どのような特性をもった車(宿命)を選び世の中でどのような役割(陽占)を担おうとしているかを陰陽五行論で判定します。
詳しくは☟