物質至上主義の資本主義の限界
資本主義は大量生産、大量消費時代には上手く回ります。多くの商品やサービスが猛スピードで市民、大衆に広められるからです。今の中国がまさにその状態です。ところが物品が一応全員に広まりはますと購入のスピードが圧倒的に遅くなり資本主義の根底がぐらつきはじめます。物を買うために働くという労働意欲がなくなるからです。人々は物ではなく精神的な満足、精神的な満腹を求め始めますから働き方や考え方をどうするかにシフトし始めます。その際に起こるのが物質至上主義から精神至上主義へのシフトです。
精神至上主義もまた危ない
物質至上主義の状態は危ない状態です。物が圧倒的に無い状態であれば常にそこを満足することで幸福感、充実感は味わえますがそうでなくなったときの欠乏感、物が満たされてしまった時の無気力感もまた大きなものです。現代日本はこの物質至上主義から精神至上主義へとシフトが始まっています。ですがこの精神至上主義も危うい状態、物質の大切さが見失われ精神的満足ばかりを追い求めますと社会主義が崩壊したように崩壊に向かいます。
物質と精神のバランスが取れた状態を目指す
お金ばかりを考えていれば人生は浅くなりますし、精神、スピリチュアルばかりを考えてろくに働かなければ貧乏になり苦しくなります。人間はこのバランスが取れているときが最も幸せになれます。ですがこれは精神世界、算命学の世界、スピリチュアルの世界にどっぷりハマるな、ということを言いたいのではありません。むしろどっぷりハマらなければ本質は理解できません。上っ面をかじっても本質に届きません。徹底的にハマりながらも実際は物質も大切なのだとどこかで忘れないでいれば良いのです。一旦精神世界にどっぷり浸かりますと精神世界の現実を知ることができます。スピリチュアルだけでは解決しない問題が山ほどでてきます。むしろ物質やお金の本当の大切さを理解できるようになります。お金があるから実は精神的自由な生活を送ることができることを心の底から知るようになります。